GM製京急1000形の急行灯を点灯させる
- めでたく発売されたGM製1000形ですが、ライト基板が共通化されているため急行灯が点灯しません。
これをLEDの交換のみで実装してみます。
※この加工は電気回路に直接加工をするので、自信・経験のない方にはお勧めしません。加工・調整は自己責任でお願いします。
○用意するもの
・チップLED(3020サイズ電球色・2012サイズ電球色・2012サイズ赤)
・20W電子工作用はんだごて
ライトユニットの製品状態です。
これを写真のように分解します。
実装されている基板は写真のようになっています。
動力車にも取り付けられるように、集電バネが内側についています。
特に大きな意味はありませんが、作業しやすいように外側に集電バネを移動させました。(動力車に取り付けない場合。)
チップLEDを外しました。
半田ごてで片方の端子を溶かしたあと、スッと反対側にこてを当ててずらすと簡単に外せます。
チップLEDを写真のように配置します。
上から3020サイズ電球色・2012サイズ電球色・2012サイズ赤の順で、向きも写真のとおりにします。
まずは小さい2012サイズからはんだ付けします。
スペースに余裕がないので、2個を密着させて実装します。
基板の白線に合わせて・・・
両端をはんだ付けします。
チップLEDは熱に弱く、コテを当てすぎると内部が破壊され点灯しなくなるので、コテはなるべく短時間で当てるようにします。
点灯確認。
急行灯になる電球色LEDが点きます。
尾灯になる赤LEDが点きます。
続いてヘッドライト用に3020サイズのチップLEDを実装します。
通常のLED交換ならこのサイズのほうが扱いやすいです。(GM製品の基板がこの規格で出来ています。)
前進時に両方点灯するか確認します。
赤の輝度が若干高かったので、油性マジックの黒で発光面を塗り、光量を抑えます。
ケースに戻します。
組み立てて、再度点灯確認します。
赤線の囲み部分をGM製ステッカー(貼り付け面が銀色のタイプ)で遮光するとよさそうです。
ヘッドライト周辺は車体側に透けますので、おでこの裏を銀色に塗装する等の遮光が必要です。
車輌に組み込んで点灯させてみます。
写真では急行灯が若干黄色く見えますが、実際はヘッドライトと同系統の色になっています。