中板の加工
中板には、床板を固定するためのツメを折り曲げる部分がありますが、メーカーによって曲げの硬さが結構バラバラだったりします。
曲げる際に失敗して中板の平面性を崩してしまうようなことがたまにあったので、このツメに頼らない組み立て方をしてみます。
真鍮角材をハンダ付けするんですが、上記の失敗を防止できます。
また、たとえば今回の西武4000系のように一番ベストなツメの取り付け位置にドアがある場合(床板用のツメは台車上がベスト)、キットではツメがどちらかに寄ってしまうので、好みの位置にツメをつけることも出来ます。
というわけで、ツメをつける高さを均一にするための治具を作ります。
作例ではエバーグリーンの6.3mm×1.0mmと4.8mm×0.25mmのプラ帯材をそれぞれ30mmに切ります。
薄い方のプラ材は中板の厚みに近いか少し厚いくらいのものを選びます。
1枚目の写真で、ツメの高さをノギスで計っていますが、そのまま厚い方のプラ材にケガキます。
ノギスを当てて軽くスライドするだけで跡がつきます。
跡にあわせて薄い方のプラ材を貼ります。
並行が崩れないように注意して貼りますが、ずれてしまったらヤスリで調整しておきましょう。
続きは次回!